私たちのキャリアパス
2020年4月1日現在
2002年入社 生産技術部所属 機械システム系専攻
学生時代
高校時代は普通科で学んでいましたが、ものづくりをする仕事に興味を抱き、機械系の短大に進みました。機械系の知識がない私には、金属を削って形にする旋盤や部品の寸法を測る測定器を扱うのは初めてのことで困惑もたくさんありましたが、教えてくれる仲間たちに恵まれることができ、ものづくりの原点と楽しさを学びました。
入社の動機
アルバック機工では開発・設計から部品加工、組立、検査まで社内で一貫生産をしています。魅力を感じたのは、ものづくりの醍醐味である新製品の開発から形となるまでの課程を間近で見られること、その一員として製品の性能を確保する重要な役割である部品の試作加工や量産加工に携わることができることです。もちろん、入社前は加工の技術は未熟で不安もありましたが、当社はOJT(on-the-job training)制度が確立しているので、先輩たちが技術を惜しみなく教えてくれる環境があり、不安なくチャレンジすることができます。
現在の仕事
入社して7年間所属していた部品加工の経験を活かし、現在は生産技術部の課長として、製造部の生産効率向上と品質向上に貢献する業務を行っています。
具体的には、加工や組立に必要となる治具の設計製作、作業負担を軽減する省力化機械の設計製作、素材不適合の削減などです。最近では、ロボットを活用した生産性の向上と人手不足への対応に取り組んでいます。ロボットの導入は非常に難しい課題ではありますが、人がいない時間も生産設備を有効に活用することできるのでとても重要な役割を担っています。自動化は一筋縄ではいかないですが、チームで一丸となって取り組むことでいろいろな発想が生まれ、実現した時の達成感をより多く感じられる仕事です。
意外だったこと・楽しかったこと
休日の過ごし方は人それぞれですが、個人であったり会社の仲間と一緒にスポーツをしたりと、趣味を楽しむ方がまわりにたくさんいることに驚きました。サーフィン、テニス、ゴルフ、バスケット、釣り、キャンプというように実に幅広く皆さん楽しんでいます。会社に入ってから始めたことでも先輩方がコツや耳より情報を教えてくれるので楽しみながら上達することができます。私も、やりたいと思っていてなかなか始められなかったサーフィンも先輩に誘われて海に行き、コツを学んで波にのる楽しさを教わりました。サーフィン後、家に招かれてのバーベキューも、とても美味しくて楽しい休日を満喫できています。
苦労したこと
ロボット導入のプロジェクトリーダーを任された時は、新たな課題に挑戦できることに胸が高鳴りました。しかし、現実は自分の知らない分野を一から学ぶ大変さと難しい課題に直面し苦難の道のりでした。その中で、大きな支えとなったのはまわりの仲間と失敗しても挑戦することを続けさせてくれた上司のサポートと助言があったからです。アルバック機工には愚直に挑戦する人にチャンスを与えてくれる環境があります。
これから挑戦してみたいこと(仕事とプライベート)
世の中で深刻となっている人手不足は私たちの製造業にも起きています。今後は、少ない人数でより多くの生産を行うこととなります。作業者の負担を増やさないためにも繰り返しの多い作業や重たい物を持つ作業から自動化を進めていこうと考えています。その実現のため、ロボットや搬送車など自動化に必要な知識を増やし、人に優しい工場を目指していきます。
学生へ向けて
私たちは小型真空ポンプの分野では世界有数の専門メーカーの一つに数え上げられています。製品は安全で品質が高く、半導体、分析、理化学、医療、環境エネルギーなど幅広い分野で活用されています。より多くの分野で貢献すべく日々努力をしておりますが、そのためには世の中の変化に合わせた課題を解決していく必要があります。私たちには、小型真空ポンプで培った技術とお客様のニーズに挑戦する開発力があります。新しいことを始めるには困難も伴いますが、挑戦を恐れず楽しんで仕事ができる仲間と一緒にチャレンジしていきたいと思っています。