【真空基礎知識】吸着力の計算法
真空により、吸着する場合の計算式
●真空吸着
真空吸着とは、真空と大気圧との差圧を利用して物体を真空側に吸い付けることです。大気圧は1kg/cm2です。したがって差圧による力は、絶対真空(真空圧力0)の場合は1kg/cm2、真空圧力50,662Pa(1/2気圧)の場合は0.5kg/cm2となります。
●実際の吸着
実際に吸着する際は、一般的に吸着パット、吸着ブロックが利用されます。
真空吸着の力は、真空ポンプの性能と吸着パットや吸着ブロックの吸着面積により決まります。
【吸着パッドの場合の吸着面積Aの考え方】
【多孔ブロックの場合の吸着面積Aの考え方】
計算式は次の通りです。
●実際の計算式
【example 1】
0.5kgのワークを上面より吸着する場合、吸着パットの面積は?
吸着パットの圧力を40,000Paとする。